人生期間の”仮”「ゴール設定」は”お手盛り”で^ ^
経営者のコメントなどで、よく人生を3期に区分して生きる、という考え方があります。
一般的には、”人生80年”でとらえ、
「第1期」は、ゼロ歳から20歳までの期間で、生まれて独り立ちして人生を歩き始めるまでの期間。
「第2期」は、20歳から60歳までの40年で、社会に出て、働く期間。
(女性は、子育てなどで、一時的に働けない期間がありますが・・・)
「第3期」は、60歳からの20年間で、魂の旅立ちへの準備にあてる期間。
というわけです。
たしかに はっきりしてて、なんかカッコいいし、わかりやす~い。というメリットがあります。
でも、これ、とくに後半は、これからの時代に合わなくなりつつある考え方かな~、と・・・?!?。
いまでは、全体的に、人生のピークが後ろに寄っていて、たとえば、今の20代だと、まだまだヒヨっこ、だし、
50代後半頃から やっと、人生乗ってきたぜー!というパターンも多いはず。
なにしろ、上記のような期間区切りのいけないところは、 「人生80年のゴール設定」をしているところ。
・・・じつは 人って、ゴール到達の直前で、手を緩める習性がある のだそうです。
たとえばスポーツの競技だったら、選手は優勝や金メダルなどを目指して最大限の力を発揮していても、
やはりゴール直前になると、心理的に速度を弱めてしまう。
それなので、スポーツのコーチなどでは、
自分の”到達すべきゴール”を、”実際のゴール”より遠くへ設定する ように指導するのだそうです。
人生をマラソンに例えると、
上記の考え方だと、80歳を目前にして、あるいは80歳を超えて、「あー、この年だし、もう、いいっか(十分かな)。」
なーんてどこか思ってしまい、
スポーツのように全力疾走はせずとも、急激に・・・↘ !? と意識レベルが沈んでしまう。
「もう・・・↘」と「まだまだ!」では、向かう意識が全然違ってしまいます。
人生は80年を超えることが珍しくなくなった昨今、「80年設定」ではなく、ドンと「100年設定」にしてしまうと、また違った景色が見えてくるのかもしれません・・・
80歳からの期間を「第4期」と区切ると、計画や行動がつい、めんどくさーい、となるかもしれないので、
早めの時期に、「第3期」の期間を変更するか(たとえば、60歳から5歳ずつ区切る、とか)、
「第3期」の定義を変えて、”第二の燃える人生期間”とか、”自分史上最高の(ゴルフ)スコア連続記録を狙う期間”、とか・・・元気で楽しいことを想像して設定するのもいいかもしれませんね。。
こういった期間をとくに定めていなくても、
やはり いつまでも目標をもって楽しくイキイキした人生が一番ですよね!
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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