中小会計要領って何?④
「中小会計要領って何?③」では、自社で会計を行い、経営等へ活用するためには3つのステップについて説明をしました。
今回の「中小会計要領って何?④」ではもう少し詳しく説明を行います。
●中小会計要領導入時のステップのポイント
ステップ1 会計帳簿
中小会計要領導入のステップ1として「会計帳簿」では、①適時・正確な記帳、②基礎的な資料の作成が必要でしたね。
「適時・正確な記帳をするのは難しそう・・・」などと感じる経営者の方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、質問!
「中小会計要領」ってどういうものだったか覚えていますか?
そう!
「中小企業専用の会計ルール」でしたね。
このルールに従って、自社で適時に会計処理を行うと「①適時・適正な記帳」が行うことができます。
また、「①適時・適正な記帳」を行うことにより、自ずと基本的な資料(試算表など)が作成できます(会計ソフトで記帳を行うと、自動的に作成されます)。
ステップ2 計算書類作成
ステップ2「計算書類」では、ステップ1で得た資料(会計情報)をもとに、経営に活かすための計算資料を作成します(商品ごとや工事物件ごとの粗利益を分析するための資料や変動損益計算書など)。
ステップ3 経営等へ活用
そして、最大のミソである、ステップ3「経営等へ活用」。ここで、ステップ2で作成した計算書類を駆使して、「どうして、売り上げが伸びているのに経常利益は前年度と比較してあまり上昇していないのか?」「無駄な費用はないのか?」と今まで見えてこなかった原因を数値により「可視化」させ、経営成績を向上させるためにどうするのかと打開策を立てて実行します。
また、利益の確保、費用の削減のみならず、資金繰り、売掛金の回収状況などもタイムリーに把握することができるため、キャッシュ(現金や預金など)の流れなども把握することが可能となります。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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