会社の健康(指標)を診てみよう㉛
「会社の健康を診てみよう㉚」では、指標ではなく、前月や1年前など過去の「貸借対照表」と今の「貸借対照表」との比較のチェックポイントとして「前受金、前受収益、未収入金編」について説明しましたね。
今回の「会社の健康を診てみよう㉛」でも、指標ではなく、前月や1年前など過去の「貸借対照表」と今の「貸借対照表」との比較でのチェックポイントを診てみましょう。
●会社の健康を診てみよう㉛~貸借対照表から会社の健康状態を診てみよう⑤~
・前渡金、前払費用、未払金編
「前渡金」「前払費用」「未払金」を診るときも、残高の増減について確認をしてみましょう。
資金繰りから診て、「前渡金」「前払費用」が増加するということは、手元の資金が減少するということになります。また、「前渡金」があるということは、「買入債務」の一部や全部が資金として支払っているため「買入債務回転期間」が短縮されることになります。
一方、「未払金」が増加するということは、本来なら支払うべき代金をまだ「キャッシュ」として支払っていないことから資金繰り上は支払いの猶予があり、その分手元にキャッシュが残っていることになります。ですが、いずれ支払うべき債務ですので、支払時期を確認して資金繰り計画を確認していきましょう。
※当ブログ上の情報は記事作成時の法令などに基づいて作成しております。また、税法の改正や個々の事情により掲載の内容と異なる場合があります。当ブログおよびその内容に関し如何なる保証もいたしませんのでご了承ください。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
お気軽にご相談下さい。
公認会計士・税理士 権田 俊枝
〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階
tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*