会社の健康診断⑨
土曜、日曜はとても天気がよく、過ごしやすかったですね。
どうやら事務所にある花たちにも過ごしやすかったようで、
ストレプトカーパスに花が咲き始めました。これからドンドン咲きそうなので楽しみです。
それでは、今日も張り切っていきましょう!
「会社の健康診断⑧」では、「売上高が前年度と比較して減少しているが、売上原価は前年度と比較して増加してる場合」の例題を使い、過去の損益計算書と比較して会社の健康診断(経営成績)を説明しましたね。
このような場合、「売上総利益」が減少傾向にあります。要因として、販売価格が減少していたり、仕入単価が上昇している可能性が挙げられます。
「前年度と同等の販売数量だが、販売価格が減少したため「売上総利益」が減少傾向にあるのか」または「前年度と同等の販売数量で、販売価格は変更していないが、仕入単価が上昇しているのか」「前年度と同等の販売数量で、販売価格は減少し、仕入単価が上昇しているのか」など、「売上総利益」がなぜ、減少傾向にあるのかの要因解明しましょう。
それでは、「会社の健康診断⑨」でも例題を使い、過去の損益計算書と比較して会社の健康診断(経営成績)について説明します。
●会社の健康診断⑨~過去の損益計算書から会社の健康状態(経営成績)を比較して診てみよう②~
例題:売上総利益は前年度よりも増加しているが、営業利益が前年度よりも減少してしまった場合
このような場合、売上総利益の伸び率以上に、販売費及び一般管理費が増加しています。
従業員数の増加により人件費が増加したり、販売費及び一般管理費に関する設備投資により減価償却費が増加したなど様々な要因が考えられます。
まずは、販売費及び一般管理費の費用でどのような科目が増加したの把握し、原因を調べていきましょう。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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