会計初級の書⑧~費用はどの時点てとらえるの2~
最近、昼間は真夏日で、夜や朝はとても冷え込むなど、気温の差がとても大きいですが、体調は崩されておりませんか?
体調を崩しやすい日が続いておりますが、体調管理に気を付けて、夏風邪などに気を付けていきましょう。
「会計初級の書⑦」では、費用はどの時点でとらえるのかを問題として出しましたが、解きましたか?
解いていない方は、今回のブログを読む前に、上記の「会計初級の書⑦」をクリックして、問題を是非見てください。
それでは、「会計初級の書⑧」の費用はどの時点でとらえるのかの解答を説明します。
●費用はどの時点でとらえるの?~解答編~
例題:7月に商品Aを仕入れ、代金は8月に支払う場合、どのタイミングで費用になりますか?
(その7月に仕入れた商品Aは、7月中に全部売れたと仮定します)
①商品Aを仕入れた時
②商品Aの代金を支払ったとき
答えは、「①商品Aを仕入れた時」です。
厳密にいうと、商品Aが売り上げた時が費用として発生する(売上原価)のですが、「(商品)仕入高」の仕訳を行うタイミングは「①商品Aを仕入れた時」となります。
「(商品)仕入高」は損益計算書に記載されますが、損益計算書は何を示すものだったか覚えていますか?
そう!会社のある一定期間における経営成績を示すものでしたね。
今回の問題の場合、7月に仕入れた商品Aが7月中に全て売れていると仮定しています。
もし、商品代金を支払った8月に費用計上してしまうと、7月の売上高に対応する売上原価がない状態で、売上高が損益計算書に記載されることになります。
そうなると、7月分(一定期間)の損益計算書は経営成績が適切に表示されないことになってしまいます。
損益計算書に適切な経営成績を表示させるためには、費用は発生した時点でとらえることが必要です。
正確な会計資料を見て、適切な経営判断ができるようにしていきましょう!
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