会計初級の書⑭~利益の額とお金の増減額が一致しないのはなぜ?①~
9月になりましたが、まだまだ昼間は残暑が厳しいですね。
しかし、朝方などは昼間と異なり涼しくなり、気温の差がでてきていますが、体調は崩されていませんか?
夏バテのせいで体力が落ちてしまっている方もいるかもしれませんが、体調を崩さないようお体ご自愛ください。
さて、今日も張り切っていきましょう!
「会計初級の書⑬」では、なぜ、証憑書類を保存する3つの理由について説明しました。また、証憑書類はただ保存するのではなく、整理して保存することについても説明しました。
「会計初級の書⑭」では、利益の額とお金の増減額がなぜ一致しないのかについて説明します。
●利益の額≠資金の増減額
月次試算表(損益計算書)などを見て、その月に利益はしっかり出ているのに、現金は増えていない・・・
そんな経験はありませんか?
なぜなら、利益の額=資金の増減額ではないからです!
「会計初級の書①」で説明した、損益計算書のは何を示す表だったか思い出してみてください。
損益計算書とは、会社のある一定期間における経営成績を示すものでしたね。
損益計算書の費用の項目の中には、現金などの支出を伴わない費用も含まれています。
その様な費用があるなど、その他にも様々な理由で、利益の額と資金の増減額が一致しない場合があります。
では、利益の額と資金の増減額が一致しない理由を見ていましょう。
●利益の額と資金の増減額が一致しない理由は?①~売掛金~
当月に売上が発生しても、その売上代金の受け取りは翌月など、収益の発生と売上代金の回収にタイムラグが生じることがあります。
そのため、その月の利益の額と、資金の増減額が一致しないケースが出てきます。
●利益の額と資金の増減額が一致しない理由は?②~借入金の返済~
創業するにあたり、金融機関から資金を借り入れた方が多いと思います。
その借入金の元金の返済についての支出は、費用ではないため損益計算書には計上されません。そのため、利益の額と資金の増減額が一致しないことになります。
利益をしっかり確保することも大切ですが、会社の資金の管理も大切ですので、資金の流れにも注意して見ましょう!
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