「会計」で会社を強くするとはどういうことか?
会計で会社を強くする、という考え方は職業会計人の私たちにとっては、
ごく普遍的な思考習慣にまでなっているのですが、
経営者にとっては、それがどんな感覚なのか、いまいちよく理解できない、
というのが本音ではないでしょうか?
よく、こんな言い方もされます。
「会計なんか意識していたら、商売はできないよ」
ある側面では、これも真理だと思います。
でも、この考え方”だけ”でビジネスをしていたら、このご時勢、間違いなく
会社は沈没してしまいます。
たとえば、採算性を考えて受注するかどうかを検討するという方針は、
経営の現場では常識的な考え方なのでしょうが、
その採算性の根拠は何なのか、をまず先に考える必要もあります。
採算性の具体的な根拠と、その根拠となっている、
アタマのなかの常識を一度疑ってみる必要があります。
少なくとも、
これまでの積み上げでは、採算性に合わない。
でも、
「ここをこう変えたり、あるいはこう工夫したら、もしかしたら””採算に合う可能性もある””」
と考えてみることです。
ある意味、経営者も社員もチャレンジする ということになりますね。
「ここをこう変えたり、あるいはここをこう工夫したらよいのではないか?」
じゃあ、その金額的な許容値や目標は??
という局面には、会計的視点が絶対に必要になるのです。
「たかが会計」 しかし、やはり 「されど会計」 なのです。
昨年10月から、消費税率も引き上げられました。
消費税率アップに耐えられる経営をする。
これは、経営者に課せられた、必要最低限の義務であると思います。
先述の 「じゃあ、その金額的な許容値や目標は??」の部分を、
私たちと一緒に、会計を通して ちゃんと向き合ってみませんか?
厳しすぎてもNG、でも、放置は、もっとNG。
こんなバランスも大切にしながら、一緒に考えてきましょう。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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