『パワハラ言葉集』?が出版されないために・・・!?!

ある公的な立場にある方々と、これからの日本のテーマみたいなの を項目ごとのディスカッションする機会があり、

そんな会話のなかで、ふと、”パワハラ”になる言葉とならない言葉を整理して 指針として発表してみたら・・・??? みたいな発想がなんとな~く、ですが 周囲から出てきたんですね~。

 

若手の社員を育てたいが、たとえば こんな言葉がけをしたらNG。だから、こんなときは〇〇という言葉を使うように注意しましょう(^^)/~~~ とか・・・、ですかね(^_^;)?

 

『パワハラ言葉集』みたいなのが出たら、まぁ、それはそれで便利なのでしょうが、

 

実際は、その言葉が”パワハラ”になるかどうかは、受け手次第、ということになりますね。

 

たとえば、

上司が「どうして、そんなこともできないんだ!」と、ちょっと怒り口調で部下に言ってしまったとします。

まー、職場でなくても、学校でも家庭でも、よくあるセリフではありますが・・・。

 

コーチングやアドラーの心理学の世界では、部下を教育する、あるいはコミュニケーションする場面では、

こういった言葉は、もちろんNGになります。

 

でも、上司(管理者)みんながコーチングを身につけて すべて平和にやっていきましょう、はあまり現実的ではありません。

 

上司による、「どうして、そんなこともできないんだ!」に対し、

 

『あ~、おれって、ダメなやつ。自分はできない人間だ~。』と受け取り、心が折れる部下もいれば、

 

『ある意味、上司から期待されている。自分は成長を見守られているんだ!』とたくましく受け止められる部下もいます。

 

前者の部下にとっては、”パワハラ言葉”そのものですが、後者の部下にとっては、”パワハラ言葉”でなくて、むしろ、”自分応援のための激励メッセージ”のようにも考えられちゃうわけです。

 

「受け手」の考え方を変えるような教育が、会社では大切かと思います。

 

そんなん、学校や家庭で学んでないの~??と考えられそうですが、正直、学んでるケース、少ないと思います。

 

だから、ポイントは「企業教育」ですね。

 

そうはいっても、 たとえば 「こういう場面では、こう考えろ!」と ”考え方をそのまま教える” のではなくて

 

「ここでは、どう考えたら、うまくいくだろう?」とか「どう受け止めたら、自分に幸せ感 持てる?」とか、

『共通の”問い”』を一緒に考えていく、というプロセスが 大事ではないか、と思います。

 

でないと、『パワハラ言葉集』は、無限に増補版が出るばかり、になってしまいますからね~。

 

 

駄々をこねる新卒の牛

 

 

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