心の鍛錬の算式(>0)の実践サイクル
事務所のフィロソフィ整備と一緒に、そこに稲盛和夫著の『生き方』の”輪読まとめ”も取り込んでしまえ、ということで、各自まとめをしております。
そんななか、P226以降の文章に、
『・・・宇宙の意志、創造主は何を望んで、私たちをこの世に生み出したのか。・・・(途中省略)・・・この自問は、人知の及ばぬ壮大な問いでもありますが、私は「心を高める」こと以外に、その答えはないと思っています。』
とあり、
『生まれたときよりも少しでも善き心、美しい心になって死んでいくこと。・・・(途中省略)・・・生の起点よりも終点における魂の品格をわずかなりとも高めること。・・・
人間という生命が最終的にめざすべきものは、ただ心の鍛錬 ・・・』
つまり、
終点における魂の品格 - 生の起点における魂の品格 >0
という算式になりますでしょうか・・・。
最終目的が ただ、『心の鍛錬』 かぁ~(^_^;)。
あまりにもシンプルなお答え なので、 ふーん、で終わっちゃうじゃ ないの??
読み進めていくと、その実践基準が、お釈迦さまの説いた「六波羅蜜」だといいます。
「六波羅蜜」は、
布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧 の6つの要素から成り立ちます。
なので、本のページを戻って(P160~)、「六波羅蜜」の内容を確認すると、
①布施・・・世のため人のために尽くす利他の心をもって、心を高めること。どちらかというと、意識が自分の外側に向いている要素。
②持戒・・・自分の煩悩をできるだけコントロールすること。こちらは、意識が内側に向いている要素。
③精進・・・努力を怠らないこと。こちらも、意識は内側。
④忍辱・・・苦難に負けず、耐え忍ぶこと。こちらも、意識は、自己の内側。
⑤禅定・・・心を静めて精神集中。これが最も、意識が自己に対して内向き。
そして、⑥智慧・・・5つの修養により、悟りの境地に達すること。ここは、自己の内側から、おのずと外部へと向かう境界線 というのが、気づいた点。
心を高めるためには、まず、自分の内側に向かい、心を整えることが必要だが、それを自己の内側だけに留めておいてはいけない。
そのエネルギーを外に、善き方向へ発信する。これは、回り廻って①の布施になります。
・・・ということで、最初の①の布施を果たすためには、
つまり、先述の
終点における魂の品格 - 生の起点における魂の品格 >0
という算式を成り立たせるには、
まず、②、③、④、⑤ そして、⑥ → ① へ というサイクルを回すプロセスが大事、というひとつの考え方を見つけました。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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