”洞察と俯瞰”の視点と士業

ドラマ「相棒」の杉下右京の魅力について、為末大氏の視点から、ゼツミョ~に語られていました。

現場のわずかな”違和感”から解決の糸口を発見していく主人公。

普通だったら、見過ごしてしまう細部から、プロファイリングしていきます。

 

私も、毎回必ず番組を見て・・・というわけでもないのですが、ちょっとした、場が語る雰囲気や空気を読みとって何らかの情報を得る、という姿は 見ていてちょっと快感さえ感じます(*^_^*)。

 

為末氏は、 彼のように、人が気づかれないディテールに気づけて、なおかつ全体を見ることができる能力を持った人、「洞察と俯瞰」が同時にできる人には、昔から強いあこがれがある、といっています。

 私自身も、まさに、こんな人になりたい! と思えるような理想の姿。

 

事件の現場から、解決策を探っていくわけです、私たち士業でも、この「洞察と俯瞰」の能力を鍛えることは、とても理想な姿だし、必要とされる能力だと思います

 

言い換えれば、 「洞察」は、”職人の目” です。

一方、 「俯瞰」は、”リーダーとして、経営者としての目”

この、どちらが欠けてもダメなのだと思います。

「洞察」が欠けると、潜在的にも(そして顕在的にも)大きな間違いが生じていることに気づかないし、

「俯瞰」が欠けると、厳しい環境のなかで、自分たちの生きる道を見失ってしまいます。

「俯瞰」の目を養わずに、うまくいかない原因を外に求めても何も始まらない。。。

 

「洞察と俯瞰」。

書くのは(入力するのは)カンタンだけど、やはり筋肉のように身に着けると なるとなかなか難しい。

・・・のは、両者は、脳の使うところが違うから、だな。・・・きっと。

 

なお、想像の域を超えるスピードで進化する人工知能であっても、

現場を ”細部の現象”と”全体の雰囲気や空気” を同時に観る、という能力は、まだまだ鍛えれば、人間の方が勝っていそうですけどね~。

 

 ぼく一番悪い人が誰か分かったよ!

 *…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
公認会計士・税理士 権田 俊枝

〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階

tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*