「シニア起業」の増加から学べること

先日、シニア起業家が63万人に達し、ここ10年間で伸び率は先進国平均を上回ることを 先日の7月10日のブログで書きました。

 

しかし、10年前の37万人の7割増しとはいえ、国際比較でみると、決して高い水準とはいえないようなのです。

 

先進国(26か国)シニア世代の平均起業率は4.6%で、日本では4.0%ということで、18位なのですが、なかなかいい起業率だと思いますが・・・。

 

その背景には、少子化でシニアの労働力に期待が高まっていることや、年金受給開始年齢の引き上げによる不安 などもあるようです。

 

それにしても、シニア起業とはいえ、年金が少ないから仕方なく、起業する(働く)というレベルではなくて、

けっこう ダイナミック!に起業されていらっしゃる方もいるようです。

 

新聞記事で紹介されていた起業家は、売上高は75億円を目指す、とか、ビジョンがとても大きいです。

 

だから、「仕方なく」(起業・働く)ではなく、「満を持して」(生きがいを感じる)、・・・ですね。

 

「働く期間」を ”労働させられている” 、と考えるか、それとも、 ”自らが社会へ価値を創るための養成期間” と考えるのか・・・

将来、それが ”大きな違い” になって 自分自身にもたらされると思います。

 

 

そして、シニアといっても、その対象年齢は(統計上)55~64歳、です。

 

まだまだ、若く元気な!年代ではありますが、企業内で雇用されている体質を長く身に着けてしまうと、

 

組織という、”安全シェルター”から 自ら飛び出て活動するのは やはり勇気が要りますね。

 

 再雇用で処遇するのが一般的ではありますが、制度のミスマッチを感じるシニアも少なくない、とか・・・。

 

めんどうを見てもらう、という考え方を自ら変えられるかどうか、は、やはり まだ~40代頃までの、精神的な余裕がある期間に自らを振り返ることが大事か、と思います。

 

 そうなると、「働き方改革」は、けっして雇用者サイドだけの課題ではないということがわかりますね!

 

 

 

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
公認会計士・税理士 権田 俊枝

〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階

tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*