日本の”孤独化防止対策”にはOOB、OOJを。

「孤独」が健康に与える影響は、

”たばこを1日15本吸うことに匹敵する”

という興味深い研究結果があるらしい-

 

「孤独」≒ ストレス  あるいは 「孤独」≒ 解放??

と、もちろん個々人の感度(例えば 内向的or 外交的 )も影響あると思いますけどね・・

 

イギリスで3年前に、孤独担当大臣が誕生し、

日本でも内閣官房に、孤独・孤立問題対策室 が設けられました。

これをきっかけに、孤独(化)を大きなストレスと感じる人には

何らかの効果があるといいですね。

今後、政策的にどのような方向性に行くのか、興味深いです。

 

 

そもそも ちょっと昔の日本を考えたとき、

日本には”地縁社会”が戦前まではしっかりと根付いていました。

それが 戦後の高度経済成長期に、「工業化」を推進するため、

地方から都会への労働者大移動を政策に進め、

農村の過疎化や地方都市の空洞化などを招き、そこに少子高齢化による人口減が拍車をかけました。

 

孤独の問題は、地方に住む人だけでなく、

人口過密の都会などに住む人たちにも等しい”感情”だとすれば、

やはり、今の日本に不足しているのは、『地域のコミュニティ』だと思います。

それも、人間サイズの SNSなどでは味わえない、

人間同士の温かさを感じられる人数の 程よい小規模なコミュニティ。

 

孤立する高齢者 子育てに悩む若い親たち

学校で勉強に人間関係に苦しむ子どもたち

引きこもり などの問題・・・

 

その原因は、

『社会(あるいは学校)』という大きな(戦場?)舞台と

『家庭』という舞台 の中間が今の日本にはないのも一つの問題なのでは?と思います。

 

社会と家庭の中間にコミュニティが作られていく仕組みが

何より解決になっていくのだと思います。

まぁ、要するに、むか~し、近所に必ずどこにでもいた

”おせっかいおばちゃん(OOB)” や ”おせっかいおじちゃん(OOJ)”

の方々の出番が、今後、日本でかなり待ち望まれているということ、です^^。