“極楽うどん↔地獄うどん”の”箸”の持ち手が変わった!?
『生き方』のなかの「心の持ち方ひとつで地獄は極楽にもなる」(P174~)の章に、老師の語る、極楽と地獄のちがいを”釜揚げうどん”を例にあげたお話があります。
極楽と地獄は外見上は、まったく同じような光景で、ひとつだけ違うのは、そこにいる人たちの心だ、と老師はいっています。
その同じような光景とは、ともに ”大きな釜で煮えたうどん”と、そして特徴的なのが、長さが一メートルもある長い箸を使って食べる、ということ。
極楽では、長い箸でうどんを掴んで、釜の向こう側にいる人の口で運び、それを順番に回していって、みんながうどんを食べられて感謝し、幸せ・・・という光景です。
一方、地獄では、われ先にうどんを食べようと、争って箸を釜にいれてうどんをつかもうとするのですが、箸が長すぎて、自分の口になかなか入りません。・・・そうなると、周囲はちょっとイライラしてきますね。そして、他人がつかんだうどんを無理やり奪おうと争い、けんかが始まって、うどんは飛び散り、釜を囲む人たちは飢えたまま・・・という光景です。
このお話は、物質的なことが満ち足りて人は幸せになるのではなく、あたたかい思いやりの心をもつこと、つまり「世のため、人のため」という気持ちを心の底流に持つことで、本当の満ち足りた幸せを人は感じられるという趣旨で語られています。
先日、大国で新たなリーダーが就任しました。
”他者のために、釜のうどんを長い箸で施してばかりいた”ので、自分たちは貧してしまった”、ともとれる考え方もあるのでは、と思いましたが・・・
”だから、君たちがうどんを食べたいのならば、君たちでちゃんと食べるように!私たちは、自分たちで我先に(○○○ファースト!)うどんを食べることにするから!”・・・
長いお箸で”あーん”してもらうばかりでは、もちろんダメですよね。。。
でも、そうせざるを得ない状況ならば、それはそれで、もっと良い案を考える方法もあります。
”地獄うどん”の光景が、世界の傾向として繰り広げられることのないことを祈るばかりですが・・・(^_^;)。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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