正解のない時代に養いたい”問い”探しと思考力^^
「すべての人間は芸術家である」という『社会彫刻』を提唱した、ドイツの現代芸術家、ヨーゼフ・ボイス。
ボイスは、そのような思想で 人々の思考や社会の仕組みを変えようと奮起しましたが、
未来への社会像を描く新たな芸術的な概念は、最近の『アート思考』に通じるものだと思います。
一昨年に芸術学舎で、『アート思考』を受講しましたが、
授業では、自分自身の願望を数多くあげて、そのなかで、社会との関連をもつもの をピックアップし、
(そこから自分の価値観に基づいた)社会提起へのテーマへと掘り下げていくプロセスを学習しました。
( ↑ わかりにくい説明ですみません・・・)
これって、まさに『社会彫刻』だな、と最近、気づきました。
高等教育では、2022年度から、『総合学習』から『総合探求』へのカリキュラムが変わるのだそうです。
それは課題を発見して解決に向かうための思考力や主体性などを養う目的らしいですが、
私(たち)の頃は、本当に暗記学習一遍だったように思いますので、うらやましい限りですね。
”正解がない【問い】を考え抜く力”に必要な『アート思考』。
【問い】を探す方法としては、
「喜怒哀楽」や「違和感」を大事にすることだそうな・・・
どちらの感覚も”大の”大人は封印しがちですね(>_<)。
『アート思考』が いわゆる『デザイン思考』と異なるのは、必ずしも共同作業ではないこと、
ビジネスと直結する要素が少ないので
時間をかけてじっくり育てていけることでしょうか?
”問い”を探し続けること と ”問い”について考え抜くこと。
そもそも「学問」とは”問い”を学ぶこと。
・・・ということを学んだ私は、
これからも”問う”ことを疎かにしないよう、そして考え抜く力を失わない生き方をしようと考えている私です。
(それには、たしかに”産みの苦しみ”という要素もあるはずですが・・・)