関係性の”断捨離”は自己の解決につながるのか?
今やこのコロナ禍で、仕事も友人もオンラインでの関係が増えて便利にはなりましたが、
一方で、若者を中心に、コロナ以前と比べて孤独感や寂しさを感じやすい、
という声も聞かれるようになりました。
『日経フォーラム』での意見で、
情報能力を超えた情報量のなかで生きる若者は、その情報が必要か不要かを選び取って、
不要な情報は切り捨てる『スルー力』を身に着けた、ともありました。
寂しさという感情を抱えながらも、養成された強い『スルー力』は、
心のどこかに抱える葛藤を思わせるような気がします・・・
フォーラムで出たコメントのなかで 私がとくに印象深く残ったことが、
”広がり過ぎた関係性をコロナを機に整理・断捨離したいと思う若者が増えている” という点でした。
『スルー』の果てに、あるいは疎遠になった人を”断捨離”する・・・
でも、”断捨離”をする人は、一方で、誰かから、”断捨離”をされる人にもなることです。
(それどころか、すでに断捨離されている存在なのかも)
断捨離をする側としての自分はスッキリ?しても、
一方で自分が誰かから断捨離されている可能性を考えると、
正直、複雑な心境ではないでしょうか?
・・・なので、断捨離されないように”頑張る”! 若者が今よりも増えるかもしれない。
つまり、承認欲求がますます強くなってくるということでもあるわけで、
でも、そうなると これまで以上に、孤独や寂しさを感じてしまう・・
という良くないサイクルが生まれる可能性があります。。。
(オバチャンはちょっと心配・・・)
要は、SNS等で容易に表面的に友達になったりせず、
じっくりとアナログで友人を作るのが、結局は 心の平和につながるかもしれませんね^^。