集合施設を何気なく文化施設にしてみたら・・?
去る9月15日付の日経新聞で、おそらく地元版だと思うのですが、
地元の大学生が、行田市の高齢者福祉施設について街の歴史を生かした設計を協力した
という記事がありました。
具体的には、地元に残されていた古い瓦を外構に用いた、などとありましたが、
このような共有空間に
街の文化的特徴を豊富に取り入れていることはとても面白いな~と思いました。
福祉施設だけでなく、ごく普通の住居であっても
それなりに機能性や安全性を満たすことは確かに必要ですが、
どこかで、住居施設って画一的・均一的なんですよね・・・
それから、おそらく数十年後には、普通の住居と 高齢者の住居って
どこまでも境界がなくなっていくと思うんです・・
そんな数十年後も見据えて居住空間である建物を作るのであれば、
たとえば集合住宅などでは、高齢者施設に変われるように設計しておき、
そこに街の固有的な文化の特徴を備えれば、長くその空間を共有して楽しめるのではないでしょうか?
一個人が頑張っても地元の歴史や文化の再興は結構難しいもの・・なんですが、
将来、寄り集まう空間に 歴史的な特徴を盛り込む工夫をすることで
空間の単純性や均一性をある程度解消でき、
かつ、住む人の感性を刺激できる場所にするってなかなかのアイデアだと思うのですが、
ただの妄想でしょうか・・(^^;?