GDPの新基準=心のワクワク度数になる??
これまでの「20世紀型の生産性」と、これからの「21世紀の生産性」は定義のあり方が違う、という興味深い記事が新聞にありました。
GDPや賃金は増えているわけではないのに、
「生活者1万人アンケート」(野村総合研究所調べ)の結果、自分の生活レベルを「上」ないし「中の上」と感じる人の割合は2009年以降、増加傾向にあり、「中の下」「下」と答える人は逆に減っている そうです。
それは、 ”デジタル化されたサービスシステムの充実” にあるらしい^^。
もっとも! どこに行っても老若男女、スマホ操作を楽しんでいます♪
SNSや無料動画、ネット通販、動画を活用した教育・教材提供・・・など、手軽に人生を楽しめちゃうツールに恵まれた時代になったと思います。
すなわち、それは、『デジタル化されたサービスによる便益を通じて、生活に豊かさを感じる人が増えている可能性がある』と記事にはあります。
そして、生産性の向上という課題を考えたときに、
今までのGDPでは見えない、つまり、従来の計測法では補足できない”付加価値”が生じていて、それをちゃんと捉えないと、日本経済の生産性も正確に測れない、と警告しています。
そして、最後に 従来のGDPを「鉄やセメントを何トン生産したか」という計り方に例えているのに対し、
「21世紀の生産性」は、 「所有でなく利用」「モノよりコト」「規模より範囲」 が計測の基準になる、と結んでいるところが とてもおもしろいと感じました。
いわば、 ”心のワクワク度指数” が基準ともいうべきでしょうか・・・?
なお、アメリカでもアマゾンの経営情報の数値がGDPに反映されておらず、もし、反映したら
スゴイ!GDPになっている、と記事にありました.
でも、さきほどの「所有でなく利用」「モノよりコト」「規模より範囲」 という計測基準は、
いまだ、アマゾンでもクリアしきれていない課題ではありますが・・・^^。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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