”おいしいまんじゅう”までは、提供してくれない・・・!?
製造大手などが取引先の事業承継の支援をはじめる。。
というニュースがありました。
おもに、下請け企業などで、後継者不在の場合、廃業のリスクが一層、高まるということで
このような支援は、中小企業にとって、力強い支援になると考えます。
最大のリスクは、主に製造業などで、今まで提供されてきた、高度な技術が突然、失われてしまうことですね。
事業承継税制の特例制度が制定されましたが、これも、実際の適用可能な企業は、ごく一部に限られますので
元請先の大手による、後継者育成研修の開催や、あるいは、買収、グループ化等は重要な支援です。
後継者が決まっていなければ、最終的には買収による支援が最も有効な方法ともいえますが、
後継者がすでに決まっているところであっても、
自社の『事業領域』をどうするか、どう変えていくか、は常に考えていかなければならないところ、ですね!
オリジナルの事務所通信の今年1&2月号の巻頭の、「社長の視点」でも書きましたが、
立正大学の吉川洋教授のことばを借りて、
”生産性(の向上)”については以下のような二つの考え方(「まんじゅう屋」を例に)があって、
①一時間あたりに作れるまんじゅうの数を増やす、技術的な要素
②世の中の変化に合わせて売れるまんじゅうを新たに作り出す、という創造的要素
ですが、
①の支援はあっても、
②のほうは、なかなか元請のほうからは提示はしてくれないもの、です。
だから、本当に大事なのは、
②の、売れるまんじゅうをどう作るか、が、真の事業承継のテーマにはなってくるだろうと思います。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
お気軽にご相談下さい。
公認会計士・税理士 権田 俊枝
〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階
tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*