事業承継における存続価値の見極め~その2

今朝はまるで冬の訪れを感じるような寒さになりました。保温&保湿のために、外出時はマスクをするのも有効ですね。 

 

さて、先月9月23日のブログ 付加価値の”見極め”「チェックリスト」 のつづき、です^^。

 

事業承継のエキスパートである、森富幸先生は、先述のとおり、

 

事業承継の目的は、「事業承継をする価値のある会社を存続させること」であり、

その会社存続の条件は、付加価値の継続的な創出にかかっている、と言われています。

 

つづいて、存続の見極めを考えるための ”現社長(先代)に対する質問” が、おなじくご著書の中で、紹介されています。

 

それは、

 

現社長(先代)に、

①自分が若かったら、今の会社の経営をさらに続けたいですか?(借入金が多くても、です)

②後継者は、自分と同じ苦労ができると思いますか?

 という質問をされるそうです。

 

かなり、大胆な質問です!!!

 

私は、とても勇気のいる質問だと思います。 答える側もドキっ!!ですね。

しかし、避けては通れない、本質的な、大事な質問なんですね!!

 

おそらく、①と②、どちらも自信をもって Yes!といえる経営者、少ないのではないかな、と思います。

なぜなら、両者とも、 ”未来に向けての質問” だからです。

 

なぜ、承継をしてもらいたいのか・・・?

 

 これまで長年かけて積み上げた信用とか、長い期間勤めてくれた社員を守りたい、から。

自分の今までの苦労の軌跡を消し去りたくない、から。

という思いは強い、です。

 また、親族内承継であれば、自分が築いた基盤を息子などに継がせて安定した生活を送ってもらいたい、という思いもあります。

 

優しいキモチもそこにあるのですが、あくまで「過去」から「今」に繋がっている ことがら。

 

では、残された後継者の未来はどうなるのか・・・?

 

それを考えるための、厳しくも思いやりある質問が ①と②なのでしょう。。。

 

過去の実績や栄光は、ある。

 

でも、大事なのは、これからどうするか??  です。

 

①の、今の経営をさらに続けたい、と思えるのは、

✿この仕事が絶対的に好き!生きがいを感じる!

✿まだまだ、世の中に価値ある仕事!

の二つのポイントがあるから、です。

 

 その二つのポイントとなるところを、先代と後継者で探し求めるよう、がんばると、おのずと②も解決できてくると思います。

 

私たちは、このような ”未来に向けての質問” に 経営者が Yes!と答えられるような、サポートをしていきたいと考えています。

 

 

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
お気軽にご相談下さい。
公認会計士・税理士 権田 俊枝

〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階

tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576
e-mail:t-gonda@tkcnf.or.jp
www.facebook.com/gondakaikei
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*