着実さと危機感を同時に持って臨まなきゃ、ね。。
日経新聞の『やさしい経済学』のコラムでは、ファミリービジネスについてのテーマになっていますね。
後継者の育成には ”3ステップ” のプロセスを踏んで、事業承継を成功させることの重要さを説いています。
それは、スイスのビジネススクールのシュワス教授による、
①Do(実行)
②Lead to Do(導いて実行)
③Let to Do(任せて実行)
の3段階です。
上記は、親族を後継者としている点が前提ですが、
要は、べつに優秀でもなく経験豊富でもないのに いきなり経営者級の地位にあがってしまうことによる「エージェンシー問題」のリスクを低減することですね。
先代も人間で、相手が身内の場合、何かと ”感情” が先行することも多いですから、
先ほどの3ステップをちゃんと意識しても 実際はなかなか軌道に (-_-;) ・・・というのが現実かもしれません。
しかし、それどころか まれに予想に反して、先代が急に亡くなったりするケースもあります。
そのような緊急事態に、多くの後継者は戸惑いモードに入ってしまいます。
だれの責任でもないわけですが、こうしたケースでは 後継者が(潜在的に)”被害者意識”を持ってしまっているケースもいくつか見てきました。
”ちゃんと(自分を)育ててくれないうちに・・・・” とやや恨み拍子です。
先代の代わりになる 人(自社経営の教育者)はなかなかいないものです。
後継者もじっくり ”3ステップ” を・・・という着実さだけでなく、
いつ 自分がトップになってもおかしくない、という時間的な危機感と覚悟をもって日々を送ることも大切なことかな、と思います。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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