万全の資金繰りを行うためには?⑩
今年の「春の全国交通安全運動」の期間中(4/6~4/15)、群馬県内で発生した人身事故が前年度と比べて60件以上減少し、統計が残っているなかで、最も人身事故の件数が少なかったそうです。
このような、交通安全運動を行ていない期間でも、事故が起きないよう気を付けて車の運転をし、交通事故ゼロを目指していきましょう。
「万全の資金繰りを行うためには?⑨」では、経常収入(キャッシュ・イン)の見積もり方のポイントとして、
『Step1 前年度売掛金回収表の作成』について解説しました。
それでは、経常収入の見積もり方のポイントのStep2から説明をします。
Step2 前年度受取手形回収表の作成
Step1で前年度売掛金回収表を作成したら次に「前年度受取手形回収表」を作成します。
前年度に売掛金の回収で受け取った手形と、売上代金として直接受け取った手形などをここのStep2で集計し、「前年度受取手形回収表」としてまとめます。
手形は、30日期日や60日期日など期日が設定されており、その期間、資金が回収できません。そのため、
手形の期日ごとに区分し、期日別の回収比率を算定します。
期日別の回収比率は、
各期日の回収金額 ÷ 全体の手形回収額
で計算します(各月ごとの期日別の回収比率を計算する場合は、月ベースで計算します)。
Step3 売掛金及び受取手形回収表の作成
「前年度売掛金回収表」と「前年度受取手形回収表」を考慮して、
会社全体の「売掛金」及び「期日別の受取手形」の平均の回収比率を見積もります。
今回は、ここまで。
「万全の資金繰りを行うには?⑪」では、経常収入の見積もり方ポイント最後のStepを説明します。
会社の資金繰りを改善していきたいと考えている方は、是非「こちら」から
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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