万全の資金繰りを行うには?③
3月21日に東京で桜の開花宣言が発表され、関東各地でも様々な場所で桜が咲き始めましたね。
会社やプライベートでお花見をされましたか?
最近、昼間の気温も下がったりして、せっかくのお花見日和でも「寒いっ!」と感じますが、寒さ対策をして楽しくお花見をしてください。
また、3月で部署異動があったり、定年退職された従業員の方がいらっしゃったり、新たに入社する従業員を迎えるなど、出会いや別れの時期でバタバタ騒ぎの毎日を過ごされているかと思いますが、頑張っていきましょう!
さて、今回は「万全の資金繰りを行うには?③」です。
今月はいくら、現金売上や売掛金の回収で資金の入金があったり、買掛金の支払いや借入金の返済による資金の出金があったりという資金の流れを視覚化させていくことにより、この月(時期)にいくら資金が必要のなのかと計画が立てやすくなります。
さて、資金の流れを視覚化させる方法として、
「資金繰り表」の作成
があります。
「資金繰り表」とは、貸借対照表や損益計算書では読み取れない資金の流れを読むことができる表のことです。
この「資金繰り表」は次の2つに分類されます。
①資金繰り予定表
この「資金繰り予定表」は、今後数か月(長期間)まで先の資金の流れを見積もので、将来の資金繰りに窮しないように管理していくための表です。
②資金繰り実績表
この「資金繰り実績表」は、会社経営に伴う資金の動きお実績を示すため作成する表です。また、過去の実績表と比較してどこが改善できて、どこが前よりも芳しくなかったのかなどの経営の改善案の材料にもなります。
この、「資金繰り予定表」と「資金繰り実績表」の両方を利用することによって、「予定どおりに資金繰りが行えているのか」や「予定よりもズレが生じているから修正や対策が必要だ!」など効率的に資金の流れを管理していくことができるようになります。
会社にとって資金繰りはとても重要なことです。資金繰りの対策に余裕がもてるように「資金繰り表」を作成し、自社の経営に役立ててください。