中小会計要領って何?⑪
「中小会計要領って何?⑩」では、費用を変動費と固定費に分解する方法の、「勘定科目法(費目別精査法)」と変動損益計算書を作成するメリットについて説明しました。
「中小会計要領って何?⑪」では、中小会計要領の「ステップ3 経営等への活用」について説明します。
●見えてきた問題を解決していく
ステップ2で作成した計算資料を見て、その結果だけを受け止めて終わらせてはいけません。
例えば、「前年同月よりも売上高が減少した」と思うだけでなく、「なぜそうなったのか?」と様々な方向からクエスチョンすることがステップ3「経営等へ活用」の第一歩です。
1つ1つのクエスチョンを解決することにより、問題点が見つかり、その対策が打てるようになります。
●クエスチョンを解決するにはこんな方法も
「クエスチョンを解決するにも、変動損益計算書には、多くの仕訳(取引)が積み重なった結果が表示されているのだから細部まではわからないのではないか?」と考えるかもしれません。
思い出して欲しいのですが、「変動損益計算書」を作成するために自社で何を行いましたか?
そう!
自社で適時・適正な記帳を行ってきたはずです。自社で会計処理を行っているため、会計情報が会計システム(パソコンの中など)に入っています。
変動が大きい勘定科目があれば即座に何が原因なのかがわかり、担当者にその原因の背景を聞き、対策を練ることが可能となります。
最後に、ここまで、中小会計要領のことについて様々な説明をしてきましたが、問題の解決策を実行する(経営等に活用)しなければ意味がありません。
解決策を実行し、会社をより良くしていきましょう!
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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