中小会計要領って何?⑫
「中小会計要領って何?⑪」では、中小会計要領の「ステップ3 経営等への活用」の、「見えてきた問題を解決していく」「クエスチョンの解決方法」について説明をしました。
「中小会計要領って何?⑫」では、中小会計要領の「ステップ2 計算書類作成」で説明した、変動損益計算書の応用について説明します。
●複数の商品等を取り扱っている場合には?
1つの商品等のみ取り扱っているのではなく、実際には複数の商品等を取り扱っている会社が大半を占めています。そのため、全商品等の売上や原価だけを捉えた変動損益計算書だけでは、経営等への活用には不足しているところがあります。
この場合には、商品等ごとに変動損益計算書の作成が必要となっていきます。
つまり、「商品別(部門別)変動損益計算書」を作成をします。
なお、取り扱い商品が多い場合には商品等をグルーピングして「商品別(部門別)変動損益計算書」を作成して手間を短縮します。
「商品別(部門別)変動損益計算書」を作成する際に、直接費が大きく分けて2つに区分されます。
①商品別(商品グループ別)の直接費
②共通費(ある特定の商品(商品グループ)に支出したのか分からない費用)
ここで注意が必要なのは共通費です。
「従業員数」で按分したり、「製造に要した機械の作業時間」などの様々な配賦基準がありますので、共通費を按分する際には、会社にあった配賦基準で行ってください。
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1番最初に咲いた鉢のバラの茎に新しい葉っぱが付きました♪
また花が付くように、大切に育てていきます。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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