会社の健康(指標)を診てみよう⑥
「会社の健康を診てみよう⑤」では、資金繰りの指標として、「流動比率」について説明しましたね。
今回の「会社の健康を診てみよう⑥」では、資金繰りの指標である、「当座比率」を診てみましょう。
●会社の健康を診てみよう⑥~貸借対照表から会社の健康状態(資金繰り)を診てみよう②~
・当座比率
この「当座比率」は下記の計算式で算出します。
当座比率(%)= ※当座資産 ÷ 流動負債 × 100
※ 当座資産 = 流動資産 ― 棚卸資産
この「当座比率」は流動資産から、現金化に時間のかかる棚卸資産を除いて、より流動負債を確実に返済できるかを示した指標です。そのため、「流動比率」よりもさらに短期の支払能力を計ることができます。
ちなみに、この「当座比率」は、100%~70%あることが望ましいと言われています。
ここでも「流動比率」のときと同じように、当座資産の中身に注意が必要です。
当座資産の中身には、売掛債権も含まれますので、売掛債権の中身で不良債権のチェックを行いましょう。
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