会社の健康(指標)を診てみよう⑲
1月も中旬に入り寒さもより一層強くなってきましたね。からっ風がビュービュー吹き、その風音がより寒さを引き立てていますよね。空気も乾燥し、インフルエンザも流行しておりますので体調管理に気を付けて3連休を過ごしていきましょう。
「会社の健康を診てみよ⑱」では、「労働分配率」について説明しましたね。
一般的にな会社では、掛取引により商品等を売買し、そして一定の在庫を保有しています。そのため、商品等の販売までの期間や販売してから代金を受け取るまでの期間と仕入れ代金の支払い期間でタイムラグが生じることになります。このタイムラグで手当てしなければならない「運転資金」が発生します。
また、今年の10月から消費税増税が予定されていますね。そのため消費税増税分支払いが多くなるため、より運転資金に目を向けていく必要が出てきます。
そのため、今回の「会社の健康を診てみよう⑲」から、運転資金に関する指標から会社の健康状態を診てみましょう。
●会社の健康を診てみよう⑲~運転資金の指標から会社の健康状態を診てみよう①~
・売上債権回転期間
「売上債権回転期間」とは、商品などを販売してから代金を回収するまでの期間をいいます。
「売上債権回転期間」は下記の計算式で算出します。
売上債権回転期間 = 売上債権※ ÷ 年間純売上高 × 365日
※売上債権は売掛金や受取手形、電子記録債権などがあります。
「売上債権回転期間」がわかることにより、売上債権の回収が売上高の何日分に相当するのかがわかります。
売上債権回転期間が短いとほど良いといえます。もし、売上債権回転期間が長い場合にはその原因を見つけて解消していきましょう。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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