会社の健康(指標)を診てみよう㉗

「会社の健康を診てみよう㉖」では、収益性の指標として、「総資本経常利益率」について説明しましたね。

 

今回の「会社の健康を診てみよう㉗」では、指標ではなく、前月や1年前など過去の「貸借対照表」と今の「貸借対照表」との比較でのチェックポイントを診てみましょう。

 

会社の健康を診てみよう㉗~貸借対照表から会社の健康状態を診てみよう①~

 

「会社の健康診断」シリーズでは様々な指標について説明してきました。

会社の健康を診てみようということで、様々な指標について見てきましたね。しかし、指標だけではなく前月や1年前などの過去の貸借対照表と今月(今)の貸借対照表の比較をすることも大切です。

そこで、チェックすべき点を診ていきましょう!

 

・売上債権編

 

売上規模が大きくなるとそれに比例して、売上債権の金額も増加しがちになります。売上が短い期間で大きくなると入金はまだだが、仕入代金の支払いが大きくなるため、資金不足になる可能性が出てきます。それに加えて、売上債権回転期間が長期化していくと、手元の現預金へ大きく影響していきます。

 

そこで、チェックする点は、売上債権の増減額の分析です。得意先別に売上債権の残高を管理している場合には、得意先別に売上債権の増減額を見てみましょう

その他に、「不良債権や回収漏れがないかのチェック」「得意先との取引条件が変更になっていないか」もしていきましょう。

 

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