会社の健康診断③

 前回の「会社の健康診断②」では、例題を使って会社の健康状態(財政状態)を説明しましたね。

例題として、「流動資産の内訳で、現金や預金、その他の流動資産と比べ、売上債権(売掛金など)の割合が大きい場合」、①売上債権の回収がおろそかになっていることや、②売掛金等の回収サイクルが長くなっている取引先があるといったことが要因となってそのような健康状態(財政状態)となったりします。

このような健康状態(財政状態)が続くと、売上債権が大きく増加しているような状態が続くと資金繰りの悪化が予想されます。

売上債権の管理をしっかり行っていくことも会社の健康を維持するのに大切なりますので、気を付けて見てみましょう。

 

それでは、「会社の健康診断③」でも、例題を使って貸借対照表から、会社の健康状態(財政状態)を説明します。

 

●会社の健康診断③ ~貸借対照表から、会社の健康状態(財政状態)を診てみよう③~

 

例題:流動資産の内訳で、現金や預金、売上債権と比べ、棚卸資産の割合が大きい場合

 

このような場合、①過剰在庫となっている棚卸資産があったり、②不良在庫となっている棚卸資産があるなど棚卸資産の在庫管理がおろそかになっていることが要因となっている場合があります。

 

棚卸資産は、資金の回収に時間がかかることが多いため、このような健康状態(財政状態)が続くと資金繰りを悪化させることに繋がります。

 

過剰在庫や不良在庫をなくすように、定期的に商品等の棚卸し(毎月、棚卸をするなど)を行っていきましょう

 

 

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