会社の健康診断④
お盆休み明けましたが、気分や体はリフレッシュされましたか?
関東ではお盆期間中も雨などであまり天気は良くありませんでしたが、長期休暇ともあり、旅行等に出かけた方、実家に帰省された方など普段なかなかできないことをして過ごされた方も多かったのではないでしょうか?
今日から仕事始めの方も、まだ、お盆休み期間中という方も今日も張り切っていきましょう!
前回の「会社の健康診断③」では、「例題:流動資産の内訳で現金や預金、売上債権と比べ、棚卸資産の割合が大きい場合」から、会社の健康状態(財政状態)を説明しましたね。
このような場合、①過剰在庫となっている棚卸資産があったり、②不良在庫となっている棚卸資産があるなど棚卸資産の在庫管理がおろそかになっていることが要因となっている場合があります。
棚卸資産は、資金の回収に時間がかかることが多いため、このような健康状態(財政状態)が続くと資金繰りを悪化させることに繋がりますので、過剰在庫や不良在庫をなくすように、定期的に商品等の棚卸し(毎月、棚卸をするなど)を行っていきましょう。
今回の「会社の健康診断④」では、例題を使って損益計算書から会社の健康診断(経営成績)を説明します。
●会社の健康診断④~損益計算書から会社の健康状態(経営成績)を診てみよう①~
例題:営業利益よりも経常利益が大きい場合
このような場合、営業外収益が大きくなっています。
要因として、本来であれば、売上高として計上すべき収益が、「雑収益」などの営業外収益勘定で処理されている可能性が挙げられます。
そのため、「雑収益」などの営業外収益勘定に売上高として処理されるべきものがないか確認をしてみましょう。
また、今まで「営業外収益勘定」として処理していた業務が、業績拡大などの要因で、本業の1つとなっている場合、「売上高」として処理するなどと適正な科目へ修正していきましょう。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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