会社の健康診断⑧
昨日はサッカーのワールドカップアジア予選で強敵のオーストラリアを破り、ワールドカップ出場を決めましたね。
この勢いでドンドン勝利を重ねてほしいですね。
それでは、今日も張り切っていきましょう!
「会社の健康診断⑦」では、「経常利益はマイナス(赤字)だが、税引前当期純利益はプラス(黒字)の場合」の例題を使って損益計算書から会社の健康診断(経営成績)を説明しましたね。
このような健康状態(経営成績)となった要因として、車などの固定資産を売却したことに大きく利益が出たことなどが挙げられます。税引前当期純利益がプラス(黒字)であっても、経常利益がマイナス(赤字)ということは、通常の事業活動では利益が出ていないということになります。
そのため、経常利益がマイナス(赤字)となっている原因を見つけ、対応する必要があります。営業利益同様に、経常利益もプラス(黒字)になるようにしていきましょう。
それでは、今回の「会社の健康診断⑧」では、例題を使い、過去の損益計算書と比較して会社の健康診断(経営成績)を説明します。
●会社の健康診断⑧~過去の損益計算書から会社の健康状態(経営成績)を比較して診てみよう①~
例題:売上高が前年度と比較し減少しているが、売上原価は前年度と比較して増加している場合
このような場合、「売上総利益」が減少傾向にあります。
要因として、販売価格が減少していたり、仕入単価が上昇している可能性が挙げられます。
「前年度と同等の販売数量だが、販売価格が減少したため「売上総利益」が減少傾向にあるのか」または「前年度と同等の販売数量で、販売価格は変更していないが、仕入単価が上昇しているのか」「前年度と同等の販売数量で、販売価格は減少し、仕入単価が上昇しているのか」など、「売上総利益」がなぜ、減少傾向にあるのかの要因解明をする必要があります。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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