会社の健康診断㉟

 「会社の健康診断㉞」では、収益性の指標として、「総資本回転率」について説明しましたね。

企業活動するために、自己資本などの資本を使い、商品などを仕入れたり、固定資産を購入するなど様々なものに投資しま企す。その投下した資本がどのくらいの利益をもたらしたのかを診るのが「収益性の指標」でしたね。

 その「収益性の指標」の一つである「総資本回転率」とは、投下した資本が、売上として何回回収したを示す指標とでしたね。 

「総資本回転率」は「総資本回転率 = 売上高 ÷ 総資本」の計算式で算出します。

 この「総資本回転率」の比率が高いほど、投下した資本が効率的に活用されていることになります。

業種によって「総資本回転率」の目安は異なりますが、低くても1回転できるようにしていきましょう。

 投下した固定資産やたな卸資産などが効率的に活用されていのかぜひ確認をしてみましょう。

 

 それでは、今回の「会社の健康診断㉟」でも、収益性の指標について説明します。 

 

●会社の健康診断㉟~収益性の指標を診てみよう②~ 

 

・総資本経常利益率

 

「総資本経常利益率」とは、投下した資本でどれだけ経常利益(会社が通常の事業活動を行うことによって得た利益)生み出したのかを診るための指標となります。 

 

「総資本経常利益率」は下記の計算式で算出します。

 

総資本経常利益率 = 経常利益 ÷ 総資本 × 100 

 

上記の「総資本経常利益率」の計算式を分解すると「総資本回転率」と「売上高経常利益率」に分解することが出来ます。

 

「総資本回転率」では資本効率を見て、「売上経常利益率」では利益率を見るため、2つの面から収益性の高さや低さを見ることができます。

「総資本経常利益率」は高い数値の方がよいことになります。そのため、この指標の数値が低い場合には、何が要因なのかを見ていき、改善をしていきましょう!

 

※当ブログ上の情報は記事作成時の法令などに基づいて作成しております。また、税法の改正や個々の事情により掲載の内容と異なる場合があります。当ブログおよびその内容に関し如何なる保証もいたしませんのでご了承ください。

 

 「デスクに置かれたマーケティング資料デスクに置かれたマーケティング資料」のフリー写真素材を拡大

 

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

お気軽にご相談下さい。
公認会計士・税理士 権田 俊枝

〒373-0853
群馬県太田市浜町3-6
太田商工会議所会館4階

tel.0276-49-5575
fax.0276-49-5576

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*