会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう④
「会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう③では、「変動費」と「売上原価」の費用構造について説明しましたね。
今回の「会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう④」では、費用を「変動費」と「固定費」に分解する方法などの説明します。
●費用を「変動費」と「固定費」に分解するにはどうすればいいの?
費用を「変動費」と「固定費」に分解(以下「固変分解」といいます)する方法として、下記の2つがあります。
①勘定科目法(費目別精査法)
②最小自乗法
この2つの方法のうち、実務的に多く実践され、固変分解が行いやすい「①勘定科目法(費目別精査法)」です。
「勘定科目法(費目別精査法)」とは、言葉どおり、勘定科目ごとに費用を固変分解する方法です。そのため、1つの勘定科目の中に、変動費と固定費が混在している場合があるため若干、正確性に劣るといったデメリットがあります。
しかし、勘定科目ごとに固変分解するため簡単に、変動損益計算書を作成することができます。
正確さも大切ですが、手間(スピード)や行いやすさ大切になりますのでまずはこちらの方法で、費用を「変動費」と「固定費」に分解してみてください。
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