会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう⑧

「会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう⑦」では、変動損益計算書から見えてくる指標の「損益分岐点」と「損益分岐点売上高」について説明しましたね。

 

「会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう⑧」では、「会社の経営に役立つ「管理会計」をしよう⑦」の最後で記載した「利益の目標達成のための売上高の設定」の計算方法を説明します。

 

●変動損益から見ててくる指標を確認しよう!~損益分岐点その②~

 

目標の利益を達成するための目標売上高を設定する際には、「損益分岐点(損益分岐点売上高)」を求める算式を応用することにより、概算ではありますが、算出することができます。

 

下記の計算式の前提として、目標利益は経常利益の時点とします。

 

目標の利益を達成するための売上高 = (固定費 + 目標利益) ÷ 限界利益率(限界利益 ÷ 売上高)

 

このように、目標の利益額を達成するためにどのくらい売上があれが良いのか数値目標があるとわかりやすいですよね。

しかし「目標の利益を達成するための売上高」ばかりを気にしていて、売上値引などをしていると限界利益率がさがり、目標の売上高を達成していても、目標の利益額は未達成になったりします。

反対に、限界利益率を上げることにより、目標の売上高が未達成でも、目標の利益額は達成する場合もあります。

 

目標の設定だけでなく、目標達成や目標不達成の要因を確認(分析)することも重要ですので、そちらも忘れずに行ってください。

 

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