消費税の基礎知識①
12月も下旬になりつつあり、仕事では大変忙しくされている時期なのではないかと思います。
また、クリスマスまであと数日ということで、お子さんやお孫さんのクリスマスプレゼントの購入や年末年始の旅行の計画などプライベートでも大変忙しくされているのではないでしょうか?
さらに、年賀状も元旦に届けるためには12月25日までに投函する必要があり、そのため年賀状の作成が忙しいという方も、もしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか?
仕事もプライベートも大変お忙しい時期ですので、風邪などで体調を崩さないようにしましょう!
それでは、今日も張り切っていきましょう!
平成29年4月に消費税率が8%から10%へ引き上げられる予定でしたが、税率アップが平成31年10月に延期になりましたね。
以前、消費税率5%から消費税率8%へアップしたことにより、消費税の納税額が1.6倍に増加しました。
このように消費税の納付額が大きくなることにより、仕入税額控除の重要度も高くなります。
そこで!消費税の基礎知識を再確認してみましょう。
今回の「消費税の基礎知識①」では、「消費税額を計算する方法」と「仕入税額控除制度」について説明します。
●消費税額を計算する方法は大きく分けて2種類ある
消費税額を計算する方法は大きく分けて下記の2種類があります。
①本則課税制度
売上等によりお客様から受け取った消費税から仕入や資産購入の際に支払った消費税の差額で消費税額を計算します。
②簡易課税制度
実際の課税仕入れ等の税額を計算することなく、課税売上高から仕入税額控除の計算を行います。
●仕入税額控除制度ってどういう制度なの?
仕入税額控除とは、消費税が生産や流通など各取引の段階で二重、三重と課税されないよう、お客様から受け取った消費税から仕入れなどで支払った消費税を控除して、消費税の累積を排除するための制度です。
次回の「消費税の基礎知識②」では、本則課税制度で、仕入税額控除の適用を受けるための要件について説明します。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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