生命保険の経営への活用法⑥
ここ数日、夏日になる日が多くスーツを着るには少し暑い日が続きましたね。
ですが、今日は最高気温が20℃くらいで過ごしやすいですね。
それでは、今日も張り切っていきましょう!
「生命保険の経営への活用法⑤」では、「保険をかけておくメリット(万が一の時)」の重要ワードである、「標準保障額」について説明しましたね。
標準保障額は、端的にいえば、経営者に万が一のことがおきたときに、会社や家族を守るための資金です。
また、経営者が準備すべき標準保障額は大きく分けて下記の2種類。
1つ目は、「運転資金」や「借入金返済資金」といった会社の守るための資金「企業防衛準備資金」
2つ目は、「死亡退職金」など家族を守るための資金「役員退職金準備資金」があります。
今回の「生命保険の経営への活用法⑥」では、企業防衛という観点で、標準保障額の「企業防衛準備資金」の計算式について説明します。
●標準保障額の「企業防衛準備資金」の計算式
「企業防衛準備資金」として、「1.運転資金」「2.借入金返済金」「3.納税準備資金」を準備します。
1.運転資金
会社に関わる固定費を準備する資金を計算します。
月間固定費 × 準備期間※ = 運転資金
※準備期間は3~6ヶ月を目安にしてください。
2.借入金返済資金
経営者の万が一の場合に備え、借入金の返済資金を準備します。
現在の借入金残高 × 返済割合 = 借入金返済資金
3.納税準備資金
「1.運転資金」「2.借入金返済資金」を準備する場合、受取保険金は課税対象になる場合がありますので、その分の納税準備資金も考慮します。
( 運転資金 + 借入金返済資金 ) × 法人税等実効税率 = 納税準備資金
・企業防衛準備資金
「1.運転資金」「2.借入金返済資金」「3.納税準備資金」の3つの合計額が「企業防衛準備資金」となります。
運転資金 + 借入金返済資金 + 納税準備資金 = 企業防衛準備資金
是非、計算してみてください。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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