「最強の経営計画」(その6)~”行き先を告げないタクシー”
花粉の量もやや落ち着いていた感がありますが、まだ寒暖差も大きいので、体には気をつけて過ごしたいですよね。
今日も、経営計画の”キモ”についてのお話です♪
・「行き先」を告げないタクシー?
今日は、前回(4月7日付)ブログの、”ゴール”を決めることが必要、ということを ある例に置きかえて説明してみますね~。
それは、企業経営を1台のタクシーを例えて説明するのですが、とても分かりやすいのでご紹介したいと思います。
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あなたはタクシーを1台止めましたが、運転手には「行き先」を告げずに「どこにでも連れていってほしい」とドラマの主人公のようなことを言ってみたとします(^_^;)。
タクシーは1メートルも動くことなく、運転手に怒られて降ろされてしまうことでしょう・・・。
さて、話は変わり、目的地を「東京駅」と伝えたとしましょう。
タクシーの運転手の経営理念は「お客さまを最短・最速かつ安全に目的地までお届けすること」です。
目的地を「東京駅」と告げられ、ここではじめて運転手は最適ルートを探索します。
「う~ん、この時間帯だとあの国道は渋滞だし、あそこは現在、工事中で・・・」と環境を分析して“具体的な”ルートを選択して、経営理念である「乗客を最短・最速安全」を実現しながら東京駅まで乗客を乗せて行きます。
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すなわち、目的地(東京駅)が ”ゴール”(経営ビジョン)であり、目的地に到達するための最適ルートを探ることが「戦略や戦術」になります。
目的地がないとタクシーが走り出せないように、企業経営も抽象的な表現の経営理念だけでは、社員がイマイチどう行動してよいのかさっぱり分からない、、、というわけです。
なお、ビジョンというだけに、具体的なイメージ(見える化)ができて皆がワクワクするような表現になることが多いでしょう。
例えば、○○という分野で地域トップあるいは日本一、世界一になる、とか ××という技術で世界的なリーディングカンパニーになる、など・・・ですね。
ここも、わが社ならでは、の「ポジショニング」が必要になってくるわけですが、会社のメンバーのみんながワクワクする、ということを見つけることがやっぱり前提にあるのかな、と思います。
それはすならち、各メンバーが”フロー”状態※になれるということ が最高ですね~。
※フローとは、無我夢中で何かに取り組んでいる状態で、心の底から湧き上がってくる”ワクワク感”のこと。心理学では”内発的動機”といって、外部からの承認などで満たされる”外部的動機”とは正反対のもの。
社員たちが自らの心からじわーっと湧き出てくるパワーなのですね。
この内なるパワーと会社のビジョンが重なった時に、まさに”最強、最上”の経営が目指せるというわけでしょうね!
そんな”フロー”状態になれる経営を、経営者はぜひ、意識していきたいですね!
みんなが”フロー”状態になれちゃう、魅力的なツールも、当事務所で本格稼働しつつあります!!
お気軽にご相談ください!
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公認会計士・税理士事務所
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