「最強の経営計画」(その8)~”戦略は必要?”
今日は、ゴールデンウイーク最終日。
晴天のなか、色彩豊かな鯉のぼりが風に揺られるのを見ていて、とても心地よく感じますね~♪
さて、こちらは連休ボケをする間もなく、しっかりブログいきたいと思います(^_^)/♫
今回も 続編、行きます。
・「戦略」って必要?
ある機関紙のコラムで掲載されていたエピソードなのですが、
中国古典の研究家の守屋淳氏が、孫子の兵法をテーマに戦略について講演をすると、中小企業の社長さんからこんな意見をよく頂くことがあったと書いてありました。
『「うちみたいなところはね、戦略とか兵法とか、いらないんだよね~。
お客様と信用を築いて、末永く取引してもらう。これだけで十分なんだよ」』と。
守屋氏は、こうした信用の構築を大事にする文化に大いに納得しながらも、実は最近では、そうした指摘を受けることがとても少なくなったのだそうです。
それは『グローバル化の進展や国内市場の縮小といった要因によって、日本が「競争ベース」に巻き込まれざるを得なくなったから、という流れがあるからなのでしょう。』とコラムで語っています。
何においても、まず信頼は欠かせないのだけれども、しかしそれだけでは、最近は個人も企業も身を守れなくなってしまった。だから、やはり「戦略」というものもしっかり学習する価値はありそうです。
※『』は「会計・監査ジャーナル」のコラムより引用
「昔はよかったな~」と古き良き日本を懐かしみ、
現状の厳しさをかみしめるだけでは何も始まりませんが、
とるべき「戦略」の方向性はどうあるべきだろうと、予測より遥に速いICTの進化や近い将来のAIの台頭を背景に、最近、あらためて、結構 真剣に考えねば、と思います。
「戦略の失敗は 戦術では補えない」 といわれますが、
ボケっとしていると、当然、いつのまにか仕事はなくなっちゃうけれど、じつは「戦略」の読み間違いもコワいのですよね(^_^;)。
かといって一度、「戦略」を定めたら、その完成や成熟に ある程度の時間も必要とします。
だから、ある程度の時間的な余裕と、そして、別の新たな視点で、さらに違った戦略を練るための精神的な余裕、という二つの側面が必要だと感じます。
今、利益が(売上が、じゃなくてですよ~(^_^;))じゅうぶんに生み出せる事業であっても、
次世代でも生き残れるわが社の事業は何か? を経営者は常に自分に問いかけていなくてはならない、と思います。
危機感をもって、ですね。
これは、もう、経営者として ”MUST”(~しなければならない)の範疇です。
時間とエネルギーを必要とする戦略の構築は、決して片手間では成しえず、じっくりと真正面から腰を据えて取り組むべき課題です。
だから、社長は、現場の仕事にとらわれすぎてもNGだということですね。
また、同時に、社長自身の”価値観”と”戦略”とがマッチしているかどうか、という点も大事なポイントだと思います。
この”価値観”は、”食べていくため”、とか、”経済的な成功” とは少し違っていて、
いわゆる ”使命感”的な要素 もあり、カンタンに割り出すこともできないものですが、
この使命感を伴った戦略が次の一手として浮き彫りになってくると
経営者は 経営に対して、 ”楽しさ倍増感” や充実感 を実感できるのだと思います。
私たちは、ともに 御社の「方向性」を考えるサポートもしていきたいと考えています。
お気軽にご相談下さい。
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公認会計士・税理士事務所
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