「最強の経営計画」(その9)~”リソースを生かす”
・自社に今、ある”リソース(資源)”とは?
「戦略」とはビジョン達成のための「最適ルート」とお伝えしましたが、もっと明確に説明すると、次のように表現できます。
1.何をやって、何をやらないのかを決めること。
2.やると決めたものの中で優先順位をつけると。
3.優先順位に応じて「経営資源」の配分を考えること。
と、これまた簡単なようでいて、難しい問題ですね~(汗)。
まさしく”ビジョン”型経営ですね~。
なかなかの訓練!?が必要な手法ですが(^_^;)、逆をいえば、上記1~3が明確になったとき、具体的な「戦い方」が方向性として固まってきた、ともいえます。
ところで、3.の「経営資源」とは、”有形(ハード)の資源”(「ヒト」「モノ」「カネ」など)と
”無形(ソフト)”の資源(「情報」「技術」「知識」「ノウハウ」「ブランド」など)があります。
中小企業が本当に強みを発揮できるための武器が後者(無形の経営資源)で、じつは大企業にも勝るとも劣らない最強の資源を持っています。
前回のブログのコラムでの、「地元でのお客様との末永い信用」も武器の一つですね。
でも、こうした無形の経営資源は、自分ではなかなか自覚しにくいのも確かです。
これは、自社の「強み」でもあるわけですが、これを一言で表そうとしても、はじめはなかなか難しいかもしれません。
そんな場合でも、自社のさまざまなリソース(強み)に気づくヒントのひとつとして、過去最高にうまくいった時(業績)のときの会社(自分)を参考に、顧客の「ペルソナ」を設定してみること。
その架空の顧客(ペルソナ)に、自社(自分)が最大限、他社(他者)に負けないほどの最高の力を発揮したときのイメージをしてみる。
それはどんな状態かを、言葉でひとつひとつ整理しながら表現してみる、という手法も有効かもしれません。
ただし、このケースは「B to C」 のほうが「 B to B 」よりも イメージしやすいと思います。
かつて、顧客にもたらした価値は、顧客の「感情」にどう影響を与えたか、という視点からのほうがイメージしやすいからです。
あえていうと、製造業などで部品を作って納品する、というケースでは、部品という「商品力」の強さ(機能、スペックなど)が問われる方が多いからです。
とはいえ、最終的には、対「人間」になりますから、やはり「ペルソナ」の多視点観察手法は有効だと思います。
焦点を定めたら、そこに ”経営資源を集中投入”、していくわけですね。
当事務所では、そんな「ペルソナ」の設定 なども、サポートをしています(^_^)/。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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