「ヘビ型ロボット君」が教えてくれること

 「ヘビ型ロボットで災害救助」―という記事を目にしました。

地震などの災害で倒壊し、人がとても入れないような、狭いがれきの隙間を、「ヘビ型ロボット」がすっと入り込んで、装備した超小型マイクで人間の声を聞き分けることができるのだそうです。

地震で建造物などが倒壊し、完全に近いほどに全体をがれきが覆い尽くしてしまうと、人間による救助は(あるいは救助犬などでも)、かなり困難になってしまいます。

 

そんなときに、「ヘビ型ロボット」はとても重宝しそうです。

 

よくよく考えると、ヘビってすごいですね!

 

外見は決してプリティ!?ではないけれど(^_^;)、柔軟性ニョロニョロ&長身スリム体系を備え、いざというときに、人間たちが不可能なことをやってくれるのですから・・・

(そのギャップが魅力??)

もちろん ここでは、本物のヘビさんではなく、ロボットのお話ですが、大きなヒントを、ヘビさん達が授けてくださったことは事実ですね~(^^)/。

 

 そう、ヘビといえば、孫子の兵法での、”常山のヘビ”のお話を思い出しました。

『孫子の兵法』(九地編)で、

常山に住んでいる、率然(そつぜん)というヘビ(伝説の大蛇)の話があり、

(→そもそもヘビに名前があるところがスゴい(^_^;)・・・)

 

 (率然の)頭を撃つとしっぽを使って素早く撃ち返し、しっぽを撃つと今度は 頭の方で襲いかかってくる。

また、その中間を狙って胴体を撃つと、今度は、頭としっぽのダブルで反撃してくる、という、大変よく訓練された!?ヘビが紹介されています。

すなわち、孫子は、将軍(経営トップ)は、率然のような柔軟で強い軍隊(組織)をつくるべき、ということを、ヘビの事例を用いて推奨したわけですね。

 

組織も大きくなっていけばいくほど、コミュニケーションや連携や希薄になってしまう、という欠点も出やすい。

でも、こんな大変な時代、常山のヘビを見習って、あたかも ひとつの生命体のように助け合う組織を目指す、というのも大きな理想です。

ロボット型のヘビさんのように、いざ、という事態にも にょろにょろっと、すっと冷静に動ける組織を目指すことが、これからの経営では、必要なのかもしれません。。。

 

また、災害は起きないに越したことはないのですが、もし起きてしまったとき、この、ロボにょろ君が、速やかに被害地に放たれるような体制が早く整えられるといいですね。

 

 

山の上の紫陽花

 

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