「値引き販売」に踏み切るということは・・・
「値決め」は経営と(京セラ)フィロソフィにありますが、
その通り、値決めはビジネスの根幹を支えるロジックといいますか、
そのビジネスが安定して成り立つ、土台そのものだと考えることがあります。
それは、(主に大企業などで)いやおうなしに実践され(いや、戦略を失敗し)、
明らかにビジネスの基盤を失った過去のケースをみればあきらかです。
(ここでは、企業の名前は書きませんが・・)
今、食品ロスの削減を進めるべく、コンビニでも、ポイント還元というかたちで
「値引き」販売を実施することになりました。
もちろん、食品の廃棄を減少させることは喫緊の課題ですね。
そのための施策としては有効だと思います。
ただ、一主婦?の視点でみたとき
(必ずしも主婦という視点でなくても)
「値引き」が時間軸のうえで常態化することは、
定価が無意味に近くなるということ。
定価で購入することは、購買者にとっては、心理的負担が無意識に生まれます。
買いたいけど、定価じゃな~(>_<)。
(なんか、損してる感じ)
⇒ じゃあ、買わないで、他へ行こう!
の行動がじわじわ繰り返されるようになってくるのです。。
もちろん、値引き販売する分、数量がたくさん売れる、という要素も増えますが、
「会計」を勉強していると、販売数量がアップしても
価格のインパクトには及ばない、のが真理 であります(ー_ー)!!
↑ (ここんトコ、大事ね!)
価格=値決めって本当に難しいのですぅ(-“-)
私は、価格の設定のあり方で、冒頭とおり、ビジネスモデルが変貌していくのだと考えています。
まさに、値決めは経営そのもの。
(値引きが必要なほど)
大量に作って売る。そして、いつでも買える。
といった、いままで私たちの間ではごくナチュラル?な、
ビジネスモデルルがいまこそ、大きく変貌を遂げる大変な時代がやってきた、
という感覚がヒシヒシとありますね・・・
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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