「目に見えない価値」を企業財務に反映する試みとは?
一時、ちょっと静かになったと思ってた
紙面上での
ESG というワード。
これが再度、頻出してる。。
SDGs と混同しそうだけど
ESGとは、
環境、社会、ガバナンス の3つの頭文字を取った言葉で、
企業が長期的に成長するために これらの視点から
ビジネスチャンスやリスクを把握する必要があるというもの。
環境面では、
脱炭素への取り組みやリサイクル可能な素材の開発をしているか あるいは具体的に目指しているか
社会面では、
社員の人材育成、労働安全性の確保、育休などの環境整備への配慮はあるか
そして、ガバナンスでは、
経営リスクに長期的に対応するための経営陣の資質が問われたり、その業績にコミットした役員報酬の開示などに取り組んでいるか
こうした取り組みは、財務諸表に反映しづらい あるいは できない
「目に見えない価値」の醸成 になります。
最近、その「目に見えない価値」を「見える化」させる試みもなされ始めています。
たとえば、企業が独自に経営指標を作成して公開したり、
システムを導入して点数化したり。
企業は成長しないといけない という命題と
ウェルビーイングの精神性 との両立
が問われています。
つまり、「地球や人にやさしい企業成長」
という目標の達成でしょうか?
そして、「見える化」の一つの形態として、
たとえば 面白い試みに、
フランス ダノンが提唱した
「炭素調整後一株利益」という経営結果の表示があります。
カーボンプライシングを企業財務に応用させた画期的な手法ですね。
このような表示の財務諸表上の数値は、
今後10年以内には当たり前になるのかもしれませんね。
まずは、新・損益計算書の誕生ですね。