インバウンド型ビジネスモデル案にもご注意

お盆休み直前ですが、今年一番の猛暑デーがしばらく続くようです。みなさま、ご自愛を(;_;)/~~~。

 

夏休みといえば日本人だけでなく(といっても 日本の休日とはあまり関係なく、ですが・・・)、インバウンドの旅行者も増加します。

 

ビジネスモデルの案を組んだ時に、顧客を”インバウンド”に設定する、という手法はけっこう安易に考えちゃう傾向があるかもしれません(→反省)。。。

 

でも、それは無理もなく、訪日外国人(インバウンド)の数はおびたたしく伸びている現実があって、

昨年は2千万人を超えて、さらに 五輪・パラリンピックが開催される2020年には、4千人を目標としている、という試算をよく目にしますものね。

 

 

実は、興味深いことに、

観光学には「観光地のライフサイクルモデル」というのがあるというのです。

 

へぇ~、そうか、やっぱり。。。

 

まさに、観光も、人やビジネスとおんなじ原理があるのですね。

 

観光地を「人の一生」にたとえ、横軸に時間、縦軸に観光客をおくと、観光地が生まれて開発が軌道に乗ると、しばらくは人の成長期のように右肩上がりとなるわけです。

 

でも、ずっと同じような状態というわけにはいかず、中年壮年期のように、停滞期を迎え、それは ひとつの節目とみなすそうです。

 

いまは、ぐんぐんと成長期を見せている、インバウンドによる観光事業。

 

まぁ、いずれ、ブームは終焉を迎えるということでしょうか・・・?

 

その後(ブームが一連に去った後)の対応が大事なのでしょうか?

 

 まず一つは、きちんとインバウンドに受け入れられて、喜ばれるコンテンツをいかに整えられるか、ということになるのでしょうが、

意識しすぎて過剰対応をしないように、長い目で見て適度にブレーキをかけておくことも大切なのでしょうね。

 

インバウンドの存在のおかげで、地域の、日本の、これまで当たり前すぎて つまんな~い、日常のコトモノが 実は素晴らしい文化や伝統や慣習だったりする。。。

そういう気づきが日本に暮らす、日本人にとっての一番のメリットだったりします。

 

 目先のおカネ儲け だけでビジネスが突っ走らないよう、注意です(^_^;)。

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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