”今さら”だけど押さえておきたい戦略のキホンは・・・脱「幕の内」!

 今さら、だけどあらためて”基本戦略”を考えてみよう ~ ということで、

 

孫子は「戦わずして勝つ」ことをベストとしていましたが、(戦わないけれども)対戦する競争相手がいることが前提になっています。

 

戦略を考える際は まず、自社の事業がどのようにして競争相手に勝つために今後市場展開していくか、という「戦う場所」を決める必要がありますが、それは わずか4つしかありません(下記のⅠ.~Ⅳ)。

 

 

パターンⅠ:競争相手と同じような価値を提供する場合、他社のどこよりも低コストで実現できるように経営資源を集中し、価格面で競争優位を目指す戦略。

パターンⅡ:競争相手にはない独自のノウハウや特徴あるサポート、ブランドイメージなどで他社と差別化することにより競争優位を目指す戦略。

なおかつ、特定の顧客や商品、地域などターゲットをあらかじめ絞り込み、経営資源を集中して、そのターゲットに関してコスト面で優位に立つパターンⅢ。

そして、同じくターゲットに対して差別化というかたちで優位に立つのがタイプⅣです。

 

よくハンバーガーチェーンが例に出されますが、Ⅰはマクドナルド、Ⅱはモスバーガー、Ⅲはたとえば、コンビニ専用にハンバーガーを卸す業者などが該当し、Ⅳは地元の高級路線のカフェ型のおしゃれなハンバーガー屋さんというところでしょうか?

 

 戦略をしっかり考えようとするとき、まず、この4つパターンを意識することが重要になります。そうでなければ、相変わらず“目の前だけの対応”で日常が終わってしまうからです。  

                                                                                          (事務所通信2014年4月号より)

 

 中小企業では、Ⅲ、もしくは Ⅳで勝負だ、とアタマで分かっていても、いざ、現場の勝負では、もう、価格で交渉しちゃってる、という場合が多いのではないでしょうか?

 

 

戦略の原理はとてもシンプルなのに、実践が難しいし、確立までに時間がかかる、というのが現状だと思います。

 

マネジメント面、たとえば同業他社にはない人脈や生産工程、販路を持っているといった「強み」や、コンテンツ面、すなわち商品の独自性&優秀さといった「強み」なども、自分では主観的にわからないことがたくさんあると思います。

 

そんな中、なるほど~、と思ったのが、自分の事業や商品が「幕の内弁当」のようになっていないか、ということです。

京都の老舗の仕出し弁当のようなものならば別(格別!)ですが、日常で、印象に残った「幕の内弁当」ってなるほど、ホントにないですよね~。

 

自社がエッジを利かせられる分野は何か、これは決して、片手間ではなく、社長が 本当に時間をかけて、真剣に取り組むべき課題だと考えています。

 

 このポイントを押さえた経営は本当に強いし、そこで働く社員も輝いている、と思います。

 

つまり、戦略のキホンは ・・・・ 脱!!「幕の内弁当」をはかるということ(^_^)/。

 

でも、「ウチの強みは何?」と他人に尋ねたところで、「よくワカラン。。。」と言われるだけ・・・。

 

【強いところ】×【他社と違うところ】 探しは、まず、自分で探してみよう!!ということで、

そんなサポートも、私たちは、次第に本業化?!していくに違いない!!

 と感じています。

 

また、そんな目指す先が、私たちの「戦略」でもありますから(^^)/。

 

 

 

桐の箱に入ったおせち料理

 

 

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