個人事業主の働き方は将来のヒントになりうるか?
4月1日から 中小企業にも改正労働基準法の残業の上限規制が適用されています。
関与先へ訪問するごとに冊子を配布し、税法などの改正点を説明する機会があるのですが、
それで印象的だったのは、冊子にある、改正労働基準法の説明内容の記載文章に、
・・・休憩時間を”与える”必要があります。
・・・”与えなくても”問題ありません。
等、与える や (残業)させる といった 上から指示のような表現が豊富に盛り込まれていることです。
もちろん、おそらく法律上もそういった表現になっているのかもしれませんし、
しっかりと遵守すべき、重要な事項に変わりないのですが、
一方で、
人生100年時代 — というご時勢ですから、
「定年」という概念を超え、意識を変えて就業を考え、(経済的にも)心豊かな人生を
送ってほしい・・・という方針も 政府は推奨してきています。
労働時間をコントロールする(与える⇔(ならば)奪うということもアリ?)視点で「働き方」を
デザインしてしまうと、やがて社員一人一人が直面する、定年後の人生は
なかなか自由な発想ができなくなるかも、というのが私の直感です。
まぁ、なにが言いたいのかというと、
私は個人事業主なので、
もちろん、有給休暇や残業の概念はなく、おまけに「給料」もなく(^-^;、
労働(時間)なのか休暇(時間)なのか・・・という区別も厳密にははっきりしていません。
休日であっても、気になることがあれば トコトン仕事のことを考えますし、
むしろ、オフの日に、仕事のアイデアや気づきを得ることもあります。
オンとオフをはっきりするのが良い、という考えももちろん歓迎ですが、
もし、「定年」後、働くことが必要とされている世の中になるのであれば、
労働を(する)/させる ・ 休暇を(とる)/与える というワクを超えた意識を
(経営者も)働く人たちも もつ必要があるのではないでしょうか?
将来は、だれでも 起業家 or 経営者 になることを
社会が要請しているのであれば・・・。
そんな視点で「個人事業」というものを考えたとき、
いまの私の働き方(生き方)というのは、
法人の役員になることとは また違った視点で、
有意義なんじゃないかな~と 楽しく感じています♪