果たして”不燃性”の経営者は存在する・・・?
朝、陽の強さが日ごとに増していることに気づきます。
自動車の運転をする際の車中の暑さは、もう、夏並みの厳しさを感じますね~。
燃え上がる季節へと突入?しつつありますが、
今日は、「自燃性」と「可燃性」と「不燃性」について、です。
これは物質的だけでなく、人間のタイプにも当てはめることができます。
『物には可燃性、不燃性、自然性のものがあるように、人間のタイプにも火を近づけると燃え上がる人、火を近づけても燃えない不燃性の人、自分でカッカと燃え上がる自然性の人がいます。
何かを成し遂げようとする人は、自ら燃える情熱を持たねばなりません。・・・自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになると同時に、明確な目標をもつことが必要です。
経営者、トップであれば、自分の会社をこうしよう、ああしようと常に考えています。
・・・燃えるタイプとしてまず一番にくるのは「勝ち気」、そして「常に何事にも積極的」な人です。
・・・もう一つ、自ら燃えさせる方法があります。それは、責任感と使命感を持たせることです。・・・親から事業を引き継いだ瞬間、「自分の会社を守らなければならない」という使命感と責任感を感じ、そのために自ら燃えだした人が多いのではないでしょうか?』
(『 』は京セラフィロソフィより)
経営者が自ら燃えるエンジンを「勝ち気」や「積極性」あるいは、「使命感」や「責任感」と説明されています。
もちろん、この他にも、”燃え上がる素材”はあると思うのですが、
ときどき、「不燃性」の社長にお会いすることもあります。
「不燃性」というのは・・・
「あなたは不燃性ですか?」と(もちろん)聞くのではなく、経営者自身が自覚をしているわけでもなく、
こちら側の直観で、パッと見で分かるもので、「ん、これは?・・・・・・もしかして・・・(-_-;)?!?。」と、こちらが瞬時に察知する感覚です。
このような、一見、「不燃性」(とみられる)の経営者のエンジン(燃える要素)は何なのだろう・・・と結構、悩んだりします。
一概には言えないのですが、
①ビジネスモデルがカチっと確立(完成)されている
②2代目(以降)の経営者
③とくに、技術力を強く問われる業種でない
というパターンで、わりと多く見られるかもしれません。
でも、私は、(一部、例外はあっても)「不燃性」の人はほとんどいないのでは、と思います。
自ら燃えるエンジン(原動力)が見つかっていないし、そもそも探していないからだ、と思うのです。
まぁ、どこかの学習塾で宣伝していた、いわゆる「やる気スイッチ」ですね~(^^)/。
もし、そのエンジンが起動できたら・・・・
①の、一見、確立した(古くなった)ビジネスモデルをあえて”壊す”勇気が出てくると思います。
本当に壊すというわけではなく、ひとつの言い方をすると「アート思考」みたいに、ぶっちゃけたアイデアをたくさん出して、
少しずつ、自社のビジネスについて ”軌道を変える舵切り”が実現できるようになる、ということです。
そして、同時に、③の課題に対し、”独自の自社の強さ” が出てくるようになるのでは、と思います。
今日は昨日の延長で、明日も、今日と同じ日が繰り返し来るから(たぶん)、今はとくに困らないし・・・
そんな毎日を送るだけ。。。
この、”平和な繰り返し”(マンネリ)が、”自然性の自分”になれるエンジンを見つけることができない原因かもしれません。
そして、繰り返しの日常を変える勇気を持つにはまず、やはり心の底から湧くようなエンジン(原動力)探しが必要だと思います!
このエンジン探し、結構、大変な作業ですが、絶対に可能だと私は信じています。
こんなエンジン探しも、サポートできるような私たちになること。
これが、私たちの”エンジン”かもしれません(^^)/。
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