「企業の寿命は３０年」とは、以前からよく言われていますが、

周囲にも、もちろん　創業４０年、５０年　またはそれ以上・・・という長寿な会社もたくさん存在しています。

 

けれども、現在の事業が堅調であっても、やはり、今やっている事業だけでは、いつか、衰退してしまう時がきてしまうのだと思います。

だから、 ”今”から、 ”今の状態” から、何かを少しずつ変える、という アタマと身体の作業が  ”今すぐ”  必要になってきます。

ほんとは、すぐにでも始めたい(-_-;)。。。

でも、そこで、ネックになるのが おカネの問題です。

 

現状の事業だけのワク組みだけで、年間の計画書や予算書を作ってしまうと、納税が（ややギリギリな状況で）無事済むのは まぁいいのだけれど、いざ、新規事業をするまでの、さまざまな余力が会社内に残りません。

 

すなわち、節税などの問題 以上に、 ”経営者としての視点そのもの”  を上げなくてはいけないわけですね。

 

税金が生じるから、できるだけそれを最小化するように意識してしまうと、次の新規立ち上げ事業への段階にまで意識が回りません。。。（それどころか、現業にもよくない影響がでてしまうことも・・・）

 

だから、新規事業をやりたい！と思ったら、計画書には、白い（空白の）ワクを設けて、はじめは支出計画だけ入れて、資金繰りを作ってみましょう。

 

黒字で税金が生じても、利益の全部を税金として徴収することはありませんから。。。

黒字で出た資金をぜひ、新規事業のためのタネ探しと、タネが無事育つよう、その生育費用に回してください。

 

もちろん、新規事業はそれなりにリスクがあるので、自己資金に越したことはありません。

 

新規事業をやりたいけれど、資金的に・・・という方は、 「新規事業のタネ探しのための予算枠」を設けたフォーマットを無理やりにでも、作ってみてください。

 

 

現在の事業だけでぐるぐるとアタマがフルに回っているだけの状態から、

 

少し、ステップアップできると思いますよ～(^^)/。

 

 

 

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公認会計士・税理士 権田 俊枝

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