第二創業の構想は水面下で動く?
日本列島も、リオのオリンピックも、暑く熱い日が続いておりますが、暦の上では、もう、立秋を過ぎたのですよね~(^_^;)。
猛暑の中でも、秋の風情を日常のなかで 意識してみたいと思います。
さて、今日は、先月末の日経新聞(H28年7月31日付)での記事から。
『クルマ異次元攻防 握手か対決か? 攻めるIT、トヨタ動く』において、
その一部の文章が、とても印象に残りました。
それは、トヨタの技術開発部隊を率いる伊勢清貴専務役員が、
「ソフトも大切だが、最後は車という製品にする能力が要る。総合力で競争に勝つ」。
という力強い思いの一方で、
4月の先端技術の社内カンパニー発足の際に、
『トヨタは今、変化に対応できた富士フイルムになるか、経営破綻したコダックになるか、岐路に立っている』
と訴えたそう。
上述の通り、コダックは、デジタル写真の時代の到来を感じつつ、変化への対応が遅れて 破たんしました。
一方、富士フィルムは、自社の培った技術力など、内からの強みを棚卸しして、市場ニーズの変化にうまく対応していきました。
その成功例が、あの 化粧品事業でしたね(^^)/。
おおよそ写真フィルムの製造事業から、通常であれば予想がつかない、新分野の開拓。
トヨタも、こうした、次世代に生き残るための戦略をコツコツとしっかり水面下で練っているのかもしれません。
世界のトップ企業であるからこそ、大きな危機感があり、そして先を見据えた すぐれた洞察力が必要とされます。
もしかしたら、富士フィルムと同じように、今のクルマ製造事業とはまったく関連のない会社に変貌するかもしれませんね。
一方、(トヨタなどを)下請けという立場で支えている企業は、どうでしょうか?
こちらも、今目の前にある仕事だけを見るのではなく、次世代に生き残れるような「第二創業」を
(密かに)進めるべき だと思うのです。
今は、こんな事業をドメインとして行っている。
けれども、〇〇年後には、・・・という分野で、実は密かに「成長の芽」を育てているところ、と
カッコよく言ってみたいと思いませんか(^_^)v?
実は、これがホントの経営者の見たい”ロマン”かもしれません(*^_^*)。。。
そのために、今、取り組むべきことは何でしょうか・・・?
わたしたちは、経営者の(価値観を見出し、)価値観に沿った、新事業の開拓も、サポートしていきたいと考えています。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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