起業家精神×人材シェアの時代
シニアの起業家が約63万人に達し、過去10年間の伸び率では先進国平均を上回る勢い、というデータを目にしました。
一方で、地方の中小企業では、 大手企業を退職後、さまざまな経験と実績を有するエキスパートを、「兼業」で非常勤として採用し、高度な技術革新によって 業績を大きく伸ばしている、という記事もありました。
フルタイムではなく、たとえば、週1回の勤務。
そして、いくつもの会社を非常勤として掛け持ちする。
車や宿泊する場所だけでなく、 まさに、人材もシェアする時代になりました(^_^)/。
人材をシェアするメリットとしては、
①企業の経営のスピード向上がどんどんと求められている時代、必要な人材を外部から適時、調達する必要がでてきたこと。
②社外の人材と組むことによって、新しい製品やサービスを生むオープンイノベーションを進めやすくなること。
③人口が減少して 今後の人材の獲得競争に疲弊することなく、兼業であっても優秀な人材を求めるのが合理的であること。
など
という理由で、多くのメリットが考えられます。
なお、そういった企業では、現在、社内で現役選手である、優秀な社員(役員)にも「兼業」を柔軟に認め、ベンチャー企業などで活躍してもらっているそうです。
また、こういった取り組みは 伝統的な老舗企業においても始められていて、すでに「兼業」の人材を活用しはじめているとのこと。
老舗ならではの ”こだわり”も、そして ”あたらしい”柔軟性も 両立させることで業績を伸ばしていくのは すばらしいと思います。
一方、「働く側」としても、誰もが経営者的な視点をもつことが求められてくると考えています。
一生、経営も、人生もマネジメントが必要なのかもしれません。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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