会計初級の書⑱~利益の額とお金の増減額が一致しないのはなぜ?⑤~
この時期になりますと、幼稚園や小中学校で運動会や体育祭が催されますね。
ですが、秋雨前線の影響で今年はやたら、雨やら曇りやらで天気が悪いですね。
せっかくのイベント、天気も心も晴れやかな日にしたいですね。
では、今日も張り切っていきましょう!
「会計初級の書⑰」では、利益の額とお金の増減額が一致しない理由として、「前払費用」「未収収益」の2点について説明しました。
「会計初級の書⑱」でも、利益の額とお金の増減額が一致しない理由とお金の増減を知るための方法について説明します。
●利益の額とお金の増減が一致しない理由は?⑤~未払費用~
事業を行ううえで、水道光熱費、地代家賃など様々な費用が発生し、その対価を支払います。
しかし、「月末が土日だったため、口座から引き落とされなかった」「支払いが遅れた」などといった理由で、費用として発生(役務(サービス)の提供を受けたなど)をしていても、費用が発生した段階では、現預金が減少しません。
しかし、費用として発生をしているため、損益計算書には費用として計上されることになります。
そのため、利益の額とお金の増減額が一致しない場合もあります。
●利益の額とお金の増減が一致しない理由は?⑤~前受収益~
本来の事業とは異なるが、第三者に建物を貸出し、家賃の翌月分を当月に受け取る場合など、役務(サービス)の提供を行う前に前もってその代金を回収する場合があります。
この場合、手元のお金は増加しますが、役務の提供を行っていないため、収益として損益計算書に計上することはできません。
そのため、利益の額とお金の増減額が一致しない場合もあります。
●お金の増減額を知るためにはどうすればいいの?
単純に、お金がいくら増減したのかは、貸借対照表を見れば知ることができます。
しかし、「どのような流れでお金が増加し、減少したのか」までは貸借対照表を見ただけでは分かりません。
そこで、「キャッシュフロー計算書」という会計資料を使ってお金の流れを見ていきます。
「キャッシュフロー計算書」については、「起業&起業後支援」のカテゴリーではなく、「税務・会計」のカテゴリーにて後々、説明しますので、是非見てください。
起業・創業の支援については『こちら』から
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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