創業の心得⑧~事業計画書を作ろう⑥~
明日で、10月に入りますが、2日の最高気温は30℃で、なかなか夏物の服も片付けできないですね。
昼間暑くなっても、夕方になったらガクッと冷え込んだりして服装に気を付けないといけないと体調を崩してしまいますので気を付けていきましょう。
それでは、今日も張り切っていきましょう!
「創業の心得⑦」では、事業計画書の記載内容の1つである「4.損益計画表」でどのようなことを記載するのか((1)利益額の算出、(2)借入金返済可能額と借入金返済額の比較の2段階で記載することと、(1)利益額の算出の2点)について説明しました。
「創業の心得⑧」では、「4.損益計画表」の残り「(2)借入金返済可能額と借入金返済額の比較」について説明します。
●「4.損益計画表」はどのようなことを記載するの?~パート2~
(2)借入金返済可能額と借入金返済額の比較
金融機関などから借り入れを行った場合、その借入金を返済する必要があります。ほとんどの場合、毎月その借入金の返済方法によって借入金を返済します。
この借入金の返済は会社の経費にはなりません。そこで、借入金返済可能額を確認し、現在の借入金の返済額と比較し無理のない返済額なのか検討します。
・借入金返済可能額の算出
借入金返済可能額は下記の算式にて算出します。
①利益+②減価償却費=③借入金返済可能額
①利益
(1)利益額の算出の⑤利益の金額を記載します。
②減価償却費
(1)利益額の算出④経費(合計)で記載した減価償却費の金額を記載します。
減価償却費は、機械などの資産を時の経過によってその価値の減少に応じて算出した費用です。そのため、現金などの支出を伴わない費用のため、利益の金額に加算し、借入金返済可能額を算出します。
※個人事業主の場合、事業主の給与(生活費)は費用(経費)にはなりません。そのため、「利益」から捻出することになりますので、借入金返済可能額はそれを考慮して下さい。
・借入金返済可能額と借入金返済額との比較
最後に、③借入金返済可能額と借入金返済額を比較します。
これで、借入金返済可能額よりも借入金返済額の方が金額が大きい場合、今後の資金繰りが厳しくなってしまします。
借入金返済可能額が、借入金返済額よりも大きくなるようにしていきましょう!
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